酒楼「披星戴月（ヒセイタイゲツ）」
 

封渦の治安が悪めな地域にある、
慧龍と凰彗という双子の兄妹と名乗る二人組が経営している酒楼（酒を出す料理屋）。
経営者は双子だが、紗璃という少女が雇われ店長をしている。
土地柄、また双子の裏稼業の内容から、「訳あり」の客が多く訪れる、
かつては裏稼業の表向きの顔としての酒楼であり、料理の出来は二の次だったが、
料理上手の紗璃が店長になり、副店長の夜一が美味い酒を仕入れるようにもなって、
酒楼目当ての客が増えた。

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エピソード『星月夜』

かつては修道女であった奴隷、紗璃が封渦に流れ着いてしばらく経ってからのこと、
夜一が探す一枚の絵画をきっかけとして、紗璃が異国の地のとある宗教者たちの間で
「秘跡の乙女」と呼ばれる立場にあると判明し、紗璃を中心とした騒動が起こった。
その際、紗璃を追う「蘇りの秘跡」を崇める宗教者たちに関係してヴィクターも
紗璃を巡る騒動に関わることになる。
騒動の解決後、紗璃と夜一の身柄は披星戴月の双子が預かることになった。